撃沈●が、省略されてち●こと乱用されるようになった今日この頃…。
みなさんお元気でいらっしゃいますか？
柘榴は元気とは言い難いです。
病気じゃないけど、ロウミツという名の栄養素が多分に不足しております。
読む暇すらもらえないってどういうことじゃい！
ロウミツフェスの方にも新たにオマケが登場したようで、チェックしたくてうずっております。
そしてなによりハニーからの頂き物がup出来てないことと、ハニーへの贈り物が出来ていないことが何より不満！！
不甲斐ないダーリンで本当に申し訳ありません…。
PCに触れられないとブログくらいしか更新できないのですよね‥。
今週こそはどうにかできるといいなと、毎週言ってますが、今週こそ頑張ります。
とりあえず、リハビリというか…書き方を忘れないうちに…否、半ば忘れているんですがちょっとしたSSSを…。
以下、停止中にも関わらず閲覧して下さったり、拍手を下さっている皆様に捧げます＞＜（いらん）
ある休日の朝、御剣は目覚ましの音でもなく自然と目を覚ました。
御剣が起きた気配を感じたのか、触れていた隣のぬくもりもまたごそごそと身動きしたが、珍しく今朝は目を覚まそうとしない。春とはいえまだ肌寒い朝方、存在感を増す自分以外の体温の持ち主は勿論人間だが、家名につく獣を彷彿とさせるように御剣を抱き込んだまま丸まっている。
いつもは御剣が起きる前か起きると同時に目を覚ますこの獣じみた男が、よほど疲れているのかぐっすりと寝込んでいる様子を目にすれば、自然と沸き上がってくるのは幼児の如く純粋な悪戯心である。御剣は、その悪戯心に従ってそーっと手を伸ばし、男の頬を軽くつまんでみた。
精悍な顔立ちをしている割には、予想に反してやわらかな触覚が面白く、もう片方の頬にもそっと手を伸ばして両方引っ張ってみる。
両頬をにゅうっと伸ばせば、いかに女性が見惚れそうな造作でも簡単に崩れて変な表情を生み出した。
「あにやってんふぁ」
気付けば、いつの間に目を覚ましたのか、剣呑な瞳が御剣に向けられていた。しかし、口許を引っ張られているせいで不明瞭なその声は、間抜けさを増すばかりで、どんなに鋭い視線を向けられても全く堪えないどころか笑えてきてしまう。しかも、それが普段ほとんど隙を見せない男の間抜け面なのだから、御剣が思わず笑ってしまってもいたしかたないであろう。
くすくすと笑う御剣に、責めたい気持ちはあれど、それ以上に滅多とお目にかかれない笑みに見惚れてしまうのは惚れた弱みか。頬を伸ばされていた男、狼に出来たことと言えば、溜息をつきながら御剣の手を己の頬から外すことくらいであった。
「すまない‥貴方のそんな顔など、ほとんど見ないものだから」
弁解しながらも、まだ笑っている御剣に、狼はむっとしたまま少し考えて返した。
「で、崩れた俺の顔の感想は？」
今度は御剣がむぅと黙りこみ、狼がニヤリと笑う番だった。
御剣は何も言わないが、その寄せられた眉間がなによりの返答で、狼の機嫌は上昇していく。といっても勿論、狼は御剣に悪戯を仕掛けられることがそんなに嫌いではないから機嫌を悪くしていたわけではないのだが。
「間抜け面、の一言に尽きるな」
暫くの沈黙の後に御剣から零されたそんな感想に続く言葉は御剣自身も当然自覚しているところで、だからこそ賢明な狼は黙って満足そうに愛しい眉間に口付けて、二度寝に誘った。
狼のそんな気遣いとも危険回避ともいえる行動に、御剣は不機嫌そうにしながらも狼の腕までは拒まない。
しかし読まれているから余計に悔しいのだ。
崩れた顔が、いつもの整った顔に増して愛しいなどと‥
読まれているなら一生言ってやるものか、と、せめてもの反撃に腕の中で勢いよく背を向けて布団ごと剥いでやって丸まる御剣には、してやった方の狼がなぜかしてやられたような表情で無理やり眠りにつこうとしていたことなど知る由もないのであった。
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間抜け面が愛しくなったら、家族に近づいた証拠だそうです。
まぁ、師父ならびよーんとしてても割とイイ男だとは思いますが（笑）。
久々がこんなんで申し訳ないです…。